お知らせ
・電子処方箋を導入しました!
詳細はページ下1)調剤・注射調剤業務をご覧ください
・JCHO企業研究セミナーのご案内
「今回も盛りだくさん!JCHOが "まるっと" わかる特別イベント」
日時:令和7年11月15日(土)13:00~15:00
方法:webexによるオンラインセミナー
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詳しくはこちらをご覧ください。
・2026年度薬剤部員 正職員2名 追加募集
採用情報については、こちらをご覧ください
病院見学は、随時対応します。詳細はページ下6)薬剤部見学をご覧ください。
・JCHOポリバレントファーマシスト育成研修カリキュラム 公開
※詳細についてはこちらをご覧ください。(JCHO本部ホームページ)
はじめに
能代山本地域は高齢化が進んでおり、より地域包括ケアが重要な地域となっています。
その中で、当院薬剤師は、薬の専門家として、安全かつ有効な医療を提供できるよう日々の業務に努めています。
薬剤部の構成:薬剤師4名、事務員2名
薬剤部の理念と基本方針
理念
病院の理念に基づき、薬剤師の専門性を生かし、安全で有効な薬物療法を提供することで、地域医療に貢献する。
基本方針
1.薬剤師としての知識と技能の向上に努め、専門性を生かし、チーム医療に貢献する。
2.適正な医薬品管理を徹底し、病院経営に貢献する。
3.薬剤部業務の標準化と病棟業務を推進する。
1)調剤・注射調剤業務
内服薬処方せんの内容について、飲み合わせ・内容・種類・飲み方などのチェックを行い、入院患者と一部外来患者の調剤を行っています。当院では電子カルテシステムを導入しており、検査値や病歴などのデータも参照しながら医薬品の適正使用に貢献しています。


注射薬処方せんの内容について、投与量・注射方法・速度・投与期間などのチェックを行い、患者ごとに注射カートに取り揃え、病棟に払い出しをしています。


電子処方箋を始めました
・当院は、能代山本地域の病院で初めて電子処方箋を導入しました。電子処方箋は、これまで紙で
発行していた処方箋に代わって、処方内容を電子的に医療機関と薬局の間で共有・確認できる仕組みです。
※従来どおりの紙の処方箋も対応可能です。

◆電子処方箋の発行
受付にてマイナ保険証確認時に「電子処方箋を希望」を選択
または、診察時に担当医師に口頭にて「電子処方箋発行を希望」と伝えることで電子処方箋を発行できます。
◆電子処方箋のメリット
・他院での薬と重複や組み合わせの確認が可能
・マイナポータルで処方履歴の確認ができる
・他の医療機関や薬局との情報共有が可能
◆会計後の流れ
・電子処方箋の場合は、会計後に処方内容(控え)が渡されます。
・処方内容(控え)に記載されている引換番号を、薬局での受付時や、FAX・アプリなどで薬局に
処方内容を伝える際に必要になります。
・当面の間、処方内容(控え)は、紙の処方箋と同様にFAXコーナーからFAXできます。
◆注意点
・一部の診療・処方内容や、医師の判断により紙の処方箋となる場合もあります。
・電子処方箋も、紙の処方箋と同様に発行日を含めて4日以内(土・日・祝日含む)が有効期限です。
2)無菌製剤調製業務
TPN(中心静脈高カロリー輸液)を無菌室内(クリーンベンチ)で調製を行っています。調製前に、電子カルテで、直近の検査値を確認してか調製を行っています。

抗がん剤を安全キャビネットで調製を行っています。揮発性の高い抗がん剤の調製には、クローズドシステムを使用しています。抗がん剤は、事前に登録されたレジメン内容と逸脱していないかレジメン内容の確認と、電子カルテで骨髄抑制等の副作用がないか検査値を確認してから、調製を行っています。

3)薬剤管理指導業務
各病棟に担当薬剤師を配置し、持参薬の確認や服薬指導を行っています。持参薬の情報を元に入院前の管理状況を確認し、服用薬による副作用が入院の原因になっていないか確認を行っています。
当院では持参薬システムを導入しています。持参薬情報を電子カルテに登録することで、医師のスムーズな継続処方に貢献しています。
入院中の服薬状況のみならず、退院後の管理状況について確認し、継続可能な服薬管理方法の支援を行っています。また、医師や看護師など多職種スタッフと連携をとり、個々の患者に適した薬物療法が行えるよう処方支援を行っています。

持参薬識別
4)チーム医療への参画
薬剤師は、感染・NST・がん・緩和・認知症・褥瘡等 各種カンファレンスに参加し、薬学的な視点から提案・助言を行っています。
NEW! 2024年4月より、二次性骨折リエゾンチームに参加しました。

5)地域医療への貢献
地域保健薬局との疑義照会簡素化プロトコールの締結
・合意を取り交わした地域保険薬局とプロトコールに基づいた業務を行っています。
| プロトコール内容 |
| ①残薬調整 ②一包化調剤 ③銘柄変更 ④剤形変更 ⑤規格変更(内服薬) ⑥規格変更(外用薬、軟膏) ⑦消炎鎮痛外用貼付剤変更(パップ⇔テープ) ⑧用法追加(外用薬) ⑨処方日数適正化(DPP-4阻害薬、ビスホスホネート製剤) ⑩処方日数最適化(1日おき) ⑪用法最適化(ビスホスホネート製剤) |
※疑義照会簡素化プロトコールを開始する場合、病院と保険薬局との間で合意を交わす必要があります。
・院外処方戦における疑義照会簡素化プロトコル(PDF)
疑義照会簡素化プロトコールに基づいた業務を希望される保険薬局は、当院薬剤部までお問合せ下さい。
●保険薬局関連書類
・吸入指導報告書(PDF)
・薬局版インシデントレポート事例報告書(Excel)
出前講座・健康講座
・地域連携室を通じて、テーマに沿った内容で薬剤師による出前講座・健康講座を行っています。
※2021年度から2022年まで新型コロナ感染症のため、不開催となりました。
※2023年1月から出前講座を再開しました。

出前講座
| 年月日 | 内容 |
| 2017年12月14日 | 知って得する薬の知識~薬を正しく服用するために~ |
| 2018年 6月25日 | 知って得する薬の知識~薬を正しく服用するために~ |
| 2018年10月25日 | 高齢者のための薬の知識~薬を正しく服用するために~ |
| 2019年 3月13日 | 薬を正しく飲むために~すぐに“薬(やく)立つ”くすりの話~ |
| 2019年 9月19日 | 知って得する薬の知識~薬を正しく服用するために~ |
| 2019年10月18日 | 知って得する薬の知識~薬を正しく服用するために~ |
| 2023年 1月12日 | 薬に関するよくある疑問~薬のあるある早く言いたい~ |
| 2023年 6月 9日 | お薬服用の注意点について |
健康講座
| 年月日 | 内容 |
| 2017年 7月20日 | 正しく飲めていますか?~知っておきたい薬の知識~ |
| 2019年 5月16日 | 知っておきたい薬の知識~クスリをリスクにしないために~ |
6)薬剤部見学のご案内
・薬剤部では、薬剤師と薬学生を対象に病院見学を随時行っています。
見学を希望される方は、当院薬剤部(0185-52-3110)に連絡してください。
※遠方の方は旅費の負担もあります。ご相談ください。
薬剤部スタッフの資格(2025.11現在)
| 認定資格 | 人数 |
| 日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療専門薬剤師 | 1名 |
| 日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療認定薬剤師 | 1名 |
| 日本薬剤師研修センター 認定実務指導薬剤師 | 1名 |
| 日本病院薬剤師会 病院薬学認定薬剤師 | 3名 |
| 日本アンチ・ドーピング機構 スポーツファーマシスト | 1名 |
